椢原のコラム

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2010.10.27

会社再建には順番がある

椢原様
お返事ありがとうございました。
まさか、椢原様ご本人からお返事をいただけるとは思っていませんでしたので、驚いたのと、大変嬉しく思いました。

椢原様の本を読み、経営改善計画書の他に、
過去3年分の損益計算書、金融機関別取引内訳表
金融機関別返済予定表、SWOT分析表、固定費削減表
現状の資金繰り表、リスケ後の資金繰り表、6ヵ年損益予定表、
返済計画表を用意いたしました。
本日、20日の返済を止めるために、信用金庫に相談に行く予定です。

椢原様の本は大変参考になりました。
ありがとうございます。

「先日は大変ありがたいメールを頂まして、ありがとうございました。
メインの信用金金庫様に、月曜日に現状を説明し、火曜日に条件変更のお願いをいたしまして、本日了承されました。
毎月約40万円の返済なのですが、資金繰り表では今月末預金高が450万あるので、「リスケをしなくても十分返済可能でしょう?」といわれましたが、来期以降の売上を上げるためには、どうしても手持ちの現金で仕入れしなければならないこと、手持ちの現金がショートしてからでは、その後売上を上げたくても、仕入れが出来なくなること、その為元金返済開始予定が延び、かつ、返済額が減少してしまうことを、何度も説明し応じてもらうことが出来ました。
ただし、サブの日本政策金融公庫様の返済日が15日なので、引き落としされていました。
債務者同条件にしてもらわなくては困るということなので、担保の定期預金を崩して、今月分の返済へ内入れしてもらうことで納得してもらいました。
また、「返済後解約金の100万円の現金は今後の資金繰りに使ってください」とまで言われ、大変嬉しいおまけまでつきました。

これも、椢原様の本に出合えたおかげです。
本当のありがとうございました。
まずは、お礼まで。

資金繰表を作り始めたおかげで、キャッシュが0円になる前のタイミングでリスケに踏み切ることが可能になりましたが、リスケがゴールではなく、これからがスタートです。本気で頑張り、信用金庫様の期待を裏切らないように、椢原様の教えに従い管理経営を学び、一日でも早く、正常貸付先に戻れるよう努力いたします。

今回、S様や、FI様のリスケの本を読みましたが、椢原様のご本の考え方が一番正しいと考えだと、思っております。
一人でも多くのダメ経営者に読んでいただけることを、願わずにはいられません。
今後とも、お体をご自愛してください。

私の様な者にまで親切に対応していただき、本当に、ありがとうございました。

先日、東京のある経営者の方からこのようなメールを頂戴しました。
会社を立て直し、経営改善を仕事にしている私には、ビタミン剤となるようなメールでした。
一人でも多くの方が、この方のように本を読んでいただいたり、セミナーに参加していただくだけで、会社を立て直すきっかけを作っていただけるよう、私もさらに渾身の力で頑張っていこうと思いました。

このメールの方は、今まさにリスケジュールを行い、今から会社再建のスタートを切ったと言えると思います。

リスケジュールは終わりではなく、スタートです。会社再建に向けてた戦いが今から始まります。その戦いの目的は、本当に会社を立て直し返済が開始できるような会社になることです。

そのためには、

  1. 固定費の削減
  2. 限界利益率の改善
  3. 最後に、売上高のアップ

この順番で取り組むことが重要です。

セミナーや相談の時に、売上を上げることだけでは会社は立ち直りませんということをいつもお話ししています。ほとんどの会社では、、売上を上げることに最初に取り組んでいはいけないのです。(例外もありますが)
売上を上げることはそう簡単にはできません。

後日、機会があればこのブログの中で「3ヶ月で売上を上げる方法」について書きたいと思いますが、多くの場合売上はそう簡単にはあがりません。

この順番でやることにはいくつかの理由があるのですが、そのうちの一つは成功体験をつけるためです。

会社を立て直すときは、成果がすぐに出ないことに取り組むよりは、すぐに成果が出ることに取り組んで成功体験を組織内に実感させることが必要だと思います。

これ以外にも、会社を立て直すときに真っ先に売上をあげることにとりくんではいけない理由がありますが、それは私の書籍にも書いてありますので、このブログでは割愛させていただくとして。

赤字や借入で苦しんでいる会社は、社長も従業員も精神的に疲弊しています。だからこそ、「自分たちもできる」という「成功体験=自信」を持たせることが必要なのです。
その手段が、自分たちでできる最も簡単で重要なこと。
それが「固定費の削減」なのです。

固定費の削減と言っても人員削減ではありません。
旅費交通費、通信費、事務用消耗品費など、自分たちで何とかできそうな経費はいっぱいあります。

どうしたら削減できるかを自分たちで考え取り組んでもらい、その成果を実感してもらうこと。
会社再建と言っても、経営者だけの問題ではないことを従業員にも理解してもらう。
会社再建をスピーディに進めていける会社は、従業員をうまく巻き込みます。

会社を立て直すわけですから、経営者自身の意識変革も当然大事ですが、従業員をうまく巻き込むことも重要だと思います。

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