椢原のコラム

HOME » 椢原のコラム » 2013年 » 変化を恐れずに

2013.01.07

変化を恐れずに

あけましておめでとございます。
夏以来のブログの更新になってしまいました。
今年こそ、もう少し頻繁に更新したいと思います。

昨年、12月に衆議院選挙があり、民主党から自民党に政権交代が行われ、株価や為替をみても期待感があふれる数値が現れています。
中小企業を取り巻く環境でも、先日の麻生財務大臣のコメントからも中小企業金融円滑化法が今年の3月で終わることがほぼ確実となり、金融機関に返済条件の見直し、すなわちリスケジュールをしてもらっている会社に取って大きな変化が起こりそうな気配がします。

このように時代の変化が起きるときに、気をつけなければいけないことが3つあります。

一つは、変化が起きることがいかにも大変なことのように煽り立てる本や評論などが出回ることです。
変化が起きるときは、実はチャンスです。
しかし、このチャンスをチャンスとしてではなく、この変化に乗じて人の不安感や心配を煽り立てる書籍やセミナーなどが必ず出てくるものです。

事業再生の現場でも同じです。
煽り立てられるのではなく、地に足をつけて、自分の会社の現状を客観的に判断し、施策を講じることが大事です。

二つ目は、今お話をした「地に足をつける」ということです。
変化に目を奪われすぎて、「どうしよう! どうしよう!」策ばかりを考え策ばかりを講じようとすると、策士策に溺れるということにもなりかねません。
一つ目の自分の会社の現状を客観的に冷静に見るということを行った上で、最小限の策だけを講じることです。そして、その最小限の策に全力を傾けることです。

最後の三つ目は、変化が起きるときには、自ら変化を起こすということです。
自らを取り巻く環境の変化は、自分の会社が変化できるチャンス、それも最大のチャンスです。
自らも変化を起こすことで、自分の努力以上に大きな変化を会社や自分自身にもたらすことができるのです。

私自身経営コンサルタントとして仕事を始めて今年で23年目になります。
この間、さまざまな社会変化があり、その都度私自身も変化を行うことに注力してきました。

私が言う私自身の変化とは、自分を取り巻く環境の変化に対応すると言うことです。
「環境に適応する」と言っても良いと思います。

私が今までこの仕事を続けて来れたのは、この環境の変化に直ちに適応してきたからです。

会社が苦しくなる原因はさまざまです。

借入過大、経費過大、在庫過大、仕入過大、従業員数過大・・・など。
多くは、○○過大です。

他に、もう一つ、大きな原因があります。
売上減少、粗利減少、利益率減少です。

この売上減少こそ、環境変化に適応できなかった結果なのです。
業種によって、この売上減少が出てくるタイミングがズレます。
環境変化に適応できず、すぐに売上が下がるような小売業やサービス業、なかなか適応できていないことが分からず、分かったときは手遅れになりやすい製造業や専門士業など。

今年もスタートしたばかりです。

今年の変化を予測し、自分の会社の「本当の商品」が何かを見極め、その商品を環境変化に合わせて変化させていきましょう!

ちなみに、「中小企業金融円滑化法が3月に終わる」ということですが、この法律が終わるからと言って、リスケ中の企業が支援を受けにくくなるということはないと言っても良いと思います。
ただし、それには次の2つがポイントです。

  1. 利払いは当然のこととして、いくらかでも、少額でも、元本返済を開始すること。
  2. 立てた計画に対しての実績の進捗チェックを毎月行い、金融機関に説明し、がんばっていることを見せること。

金融機関が、取引をしている会社を見捨てたりするような経済情勢ではありません。

変化に右往左往したり、煽られたりするのではなく、地に足をつけて、自分の会社の改善を一つ一つ着実に進めていけば大丈夫です。

今年もいろいろ起きるのは間違いありません。

そんなことに負けずに、誰にも負けない努力で、新たな変化を起こしていきましょう。

ということで、私の会社の今年のテーマは「変化を起こす」です。

私の会社でも、事業内容、顧客層、営業手法、管理手法、仕事の仕方や手順、考え方、フォーマット、何もかも変化を起こしていくつもりです。

どうなっているか、今年の年末が今から楽しみです。

HOME » 椢原のコラム » 2013年 » 変化を恐れずに