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2011.12.22

思いやり

本日は、最近私が読んだ本をご紹介させて頂きたいと思います。
「利他-人は人のために生きる」
という本で、稲盛和夫氏と瀬戸内寂聴氏の対談形式になっている本です。

その中に、瀬戸内寂聴氏がこのようなことを言っていました。

【私は、法話ではいつも1つのことしか言っていないんですよ。
それは、「思いやりの大切さ」ということです。
思いやりというのは結局、「想像力」なんです。
想像力で相手を思いやり、想像力でつらさを理解して、想像力で相手を助けようとする。
そして、もともと想像力というのは、みんな生まれた時に同じように持っているんです。
そういう能力を神様からもらってきているんですよ。
だけどそれは、生きているあいだに、どんどん育つ人と、だんだん失われていく人がいるんですね】

私の記憶のなかで「思いやり」といえば、小学生のときの母の言葉を思い出します。
それは、成績表の中に学力以外の生活面の欄に、
「思いやりの心で人に接することができる」という項目があったんです。
その項目に
△・・・もっとがんばりましょう
○・・・よくできました
◎・・・大変よくできました
の中から成績が付いたんですが、私は◎をもらいました。
勉強の成績は中の中であった私に、母は、
「お母さんは「思いやりの心で人に接することができる」に◎があることが
本当に嬉しいし、とっても自慢だよ。」と本当に嬉しそうな笑顔で言いました。
このときに、小学生の私は、
「周りのひとに優しくすることは、とてもいいことで、お母さんを喜ばすことができるんだ」
と単純にとても嬉しくて、
「どうすれば優しくなれるんだろう」「優しい・思いやりって何なんだろう」と考えるようになったと思います。

最近では、
「優しいひとは損をする」
「思いやりや優しさは1円にもならない」
といった考え方をもった人もいると、この本にも書いてありましたが、
この思いやりに必要な「想像力」というのは、
人が人として生きていくために失ってはならないものだと思います。
人を関わりあう上で、無関心であるということが、
人間的な心を持たない一番の罪であるのかもしれません。

34歳になった今、私には成績表というものはありませんが、
もし
成績表をもらうことがあったら、
「思いやりの心で人に接することができる」は、果たして◎をもらえるのかな。
とふと思いました。

この本にご興味のある方はぜひ下記をご覧くださいませ。
「利他」人は人のために生きる

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