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2018.10.17

あなたはいつ社長を辞めますか

おはようございます。
KRBコンサルタンツの椢原です。

このブログを読んでいただいているあなたは、今年で何歳になりますか?

ちなみに、私は54歳です。
60歳まであと6年です。
10年前と比べると、悲しいかな、、、体力も落ちたなと感じるときが増えてきました。
昔であれば普通にやっていたことが億劫になったり、つらくなってきている自分がいます。
思いものを持ったり運んだり、夜遅くまでの仕事や、さらには車を自分で洗うことなど。

体力の衰えに比例して、「いつまで、自分は仕事をするのか」ということを考えることが多くなってきました。

私の仕事は、多くの会社と違って、コンサルタントというある意味特殊な業種で、その成功要因も、また会社の規模も違いますから、一概には言えませんが、私が悩んできたことは、
①小さい会社ですが、事業として残すのか残さないのか。
②残すのであれば、誰にやってもらうのか。
③残す場合も、残さない場合、どちらの場合でも、現在の社員はいつまで仕事をしてもらうのがいいのか。
④「うちの会社で働いてきて良かった」とその後の社員の生活が少しでも安心できるようにはどうすればいいのか。
⑤辞めた後の自分の生活資金はどのようにして確保していくのか。
また、
⑥会社の借入は、自分が辞めるときまでに返済しきれるのか。

考え出すと、なかなか答えのない、難しいことばかりです。

こういうことを50歳を過ぎてからずっと考え続けてきて、最近、大事なことに気がつきました!
それは、新たに相談に来たり、毎月打ち合わせをするクライアントの社長をみていて気がついたのです。

「いつまで社長という仕事をするのか」
言い換えれば、
「いつ社長を辞めるのか」

「これを決めないと、何も始まらないな」ということに気がついたのです。

「自分の終わりの時期」を決めれば、先ほどの私の悩みもそうですが、多くのことについて方針を決めることができ、とにかく行動を始められるということです。

①事業として残すのか残さないのか。
残したいとした場合、その時期までに、自分がいなくても、
・見込客を見つけ、
・指導ノウハウを蓄積し、開発し、
・コンサルタントの能力に左右されなくても、クライアントに指導アドバイスができる
という仕組みを作っておかなければいけないな。
そのために、「●●をしよう」「●●の資料をもらって検討しよう」という行動を起こすことになります。

②残すのであれば、誰にやってもらうのか。
誰にやってもらうかは今はわからないが、やってもらう人がいるかいないかではなく、うちの事業を引き受けられる人のストライクゾーン(コンサルの経験があり、資格があり、法律と財務と経営の知識を持っているとなるとストライクゾーンが狭くなる、このことを言っています)を広げられるように、今から、仕組みを作り、標準化しておけば、引き継げる可能性のある人を増やすことができるかも。

③事業を残す場合も、残さない場合、どちらの場合でも、現在の社員はいつまで仕事をしてもらうのがいいのか。
事業を残す場合は、本人たちが決めればいい。
残さない場合は、自分が辞めるときに一緒に辞めてもらおう。
ただし、次の④の悩みは解決しておかないと。

④「うちの会社で働いてきて良かった」とその後の社員の生活が少しでも安心できるようにはどうすればいいのか。
会社としては、確定拠出型の金融商品を使って、できる範囲で退職金を用意してあげよう。
あとは、個人型確定拠出年金、インデックスファンドなどを社員自身に勉強させて、やらせよう。

⑤辞めた後の自分の生活資金はどのようにして確保していくのか。
自分がいつ辞めるのかにもよるが、到底、貯金だけでいつまで生きるかわからない生活を支えるのは難しいので、最低限のお金の運用だけはやっておこう。

また、
⑥借入がある会社の場合は、その借入は、自分が辞めるときまでに返済しきれるのか。
返済しきるのがベストだが、実際にどれだけ減らすことができるのかを、長期の収支計画を立てて、どの程度借入を減らすことができるかをシミュレーションしておこう。
(資産がある会社の場合であれば、借入という負債にぶつけることができる資産が何があるかを列挙して、その金額を調べておこう)
そのシミュレーションの結果を踏まえて、事業を残すか残さないかということと、それぞれのときの借入返済対策を立てよう。

弊社のようなコンサルティング事業で、かつ小さい会社でも、こう考えていかないと「自分が辞めるとき」にハッピーリタイアメントなんて到底できないと思うのです。

このブログを読んでいただいているあなたの場合であればどうでしょうか?

「今だけ利益を出せば何とかなる!」と思っていてはダメです。

その利益を全て残すことができるのであればいいですが、多くの会社の場合は利益は出ても、その同額のお金を毎年残すのはそう簡単なことではないですし、おそらくできないと思います。

実際に私が、仕事として事業承継の指導を行い、さらに自分のことを考えたときに、2つのことがわかりました。

一つは、辞める少し前に事業承継や辞めたあとのことを考えて、動き始めればいいだろうというのは大間違いだということ。

もう一つは、「自分がいつ辞めるのか」と言うことを決めて、考えていくと、今の会社の経営改善に直結し、今の会社自体も良くなるということ。

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