書籍紹介
奇跡は本当に起きた
経営者は、誰しもドラマを持っています。
そのドラマには、大変な苦労ばかりのドラマもあれば、順風満帆なドラマもあるでしょう。
私が知っているドラマは、山あり谷あり海あり波あり涙ありのドラマばかりです。
これらのドラマの中でも、この本で登場する会社は、最も苦労し、最も涙を流し、最も努力したうちの一社です。
借入過大
債務超過
リスケ
破産
新会社設立
取引先減少
銀行交渉
資金繰り困窮
組織不和
このように多くの会社が抱えている悩みに加え、
金融機関からも見放され、社員さえも相手にしてくれなかった状況を乗り越えてきたドラマがこの本には書かれています。
その努力の結果、会社は4年後には1億もの余剰金、すなわち本当の意味での余ったお金を作り出したのです。
しかし、9年前にスタートしたときは、カタチだけの利益は出ていましたが、実態は、「全くお金がない」「利益もない」という状況でした。
このような会社が、4年後には1億、9年後には2億を超える余剰金だけでなく、証券会社からは「上場しませんか」の誘い。
誰がこのようになることを想像できたでしょうか。
どのようにして、最悪の状態からこのような状況にまでなったのか。
それは、
「限界利益だけをみる」
「売上を伸ばしても利益は増えない」
「節税をすると会社にはお金が残らない。納税をすればお金が残る」
という、たったこの三つの考え方を、主人公の遼は信じて会社の経営を行ったのです。
ストーリー紹介
登場人物紹介
●松平遼
元日本料理人。武志の弟。武志の後を継ぎ、新会社の社長を務める。
本書の主人公。
●松平武志
家業の元社長。遼の兄。遼に新会社を託し、家業の幕をひく。
●松平一雄
武志に社長の座を譲った家業の会長。武志、遼の父。
●櫻田浩太郎
経常利益率日本一の電機メーカー出身の経営コンサルタント。<br/ > 一雄会長から経営再建の依頼をうける。
あらすじ
遼は父・一雄から呼び出される。兄・武志がガンになったとのこと。実家のこれからを憂いた遼は日本料理人の道をあきらめ、家業を継ぐ。
しかし、想像以上に悪化した財務状況を見て驚く。
一雄から経営再建の依頼をうけた経営コンサルタントの櫻田は会社分割という手法で家業の再生に着手する。
新会社を設立後、資金ゼロからではあったが、遼は再スタートを切る。櫻田の力を借りながら、9年後には超優良企業になった。<br/ >
「目次」のご紹介
プロローグ 破たん会社から再スタート、超黒字会社に
第1章◆遼、経営者としてゼロからの出発
第2章◆遼、会社にお金が残る仕組みを理解する
第3章◆遼、奮闘し超黒字企業にする
第4章◆武志、最後の意志決定
第5章◆〈まとめ〉櫻田ノートで復習する
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東京:2019年7月19日(金) 大阪:2019年7月23日(火)