事例詳細|コンサルティング事例

黒字企業の実現と事業承継

黒字承継

I社

業種
衣料品小売業
売上高
2億円
所有不動産
個人-自宅(メインバンクが根抵当を設定)
借入金額
1億5千万円

経営は実質的にほぼ毎年赤字で、資金繰りは苦しい状況にあり、自宅も担保に取られ、将来に向けてのビジョンも策もない中で、弊社のセミナーに参加。
個別相談後、コンサルティングを開始。

 
社内で算出している店舗ごとの利益数値を基に、閉鎖店舗と継続店舗を選別。
閉鎖店舗は速やかに閉鎖し、継続店舗に社員を異動し選択と集中戦略を実行。
税理士からの指導が不十分で経理体制が確立されていないことから、弊社から税理士を紹介し、経理体制との確立と店舗別採算性管理を実施。
小売業で赤字ということもあり、社員教育に十分な時間やお金をかけることができないなか、社長は社員に対して「なぜ、こういうことがわからないのか」と。
社員は、「自分たちは自分たちなりに一生懸命やっている」と気持ちから、会社としての一体感が生まれない状態に。

会社を黒字にし、その黒字を圧倒的にするには社員を巻き込むことが不可欠との考えから、社員に対して、近い将来、各店舗を分社することを表明。
社員に、経営者として自分の店が持てるチャンスを与える。

同時に、店舗ごとに利益を生みだす努力とそのための手法や考え方を弊社から社長に伝え、社長が店長や社員に対して指導を開始。
このことで、社員に利益意識、採算性意識、さらに独立意識が芽生え、徐々に社員の意識とともに行動が変わり始める。

接客応対、店舗ごとの経費、仕入のタイミングとその量。
新たな仕入れ先の発掘。
新たな販促アイデア。 など社員やパート社員からの改革のアイデアや行動が生まれはじめる。

景気は低迷、同業者は瀕死状態の時に過去最高益を生みだす。
これで自信がつき、さらに改善が定着。

今では、毎月、部門別採算性管理表を基に、店舗ごとに店長自らが利益を増やすための取り組みを考え、実行に移し、またその結果が部門別採算表に現れるという好循環になり、社内に利益を増やす仕組みが定着。
すでに1社分社をしているが、今後さらに店舗ごとの分社を計画的に進め、事実上の債務を引き継がない事業承継を実現すること、各社が常に最大利益を生みだすための黒字メソッドを分社した会社に定着させることが今後の課題である。
ちなみに担保に入っていた自宅は、弊社から金融機関を紹介し、最も身近な親族が資金調達し社長から買い取り保全完了。