事例詳細|コンサルティング事例

元の会社から会社分割による第2会社で再スタート そして4年後には黒字優良企業へ

黒字第二

N社

業種
運送業
売上高
8億
所有不動産
本社

元の会社の社長の弟が新会社の社長となって、元の会社から会社分割で子会社として新会社を設立。

この経緯は、元の会社から会社分割による第2会社で再スタート事例」N社をご覧ください。

第2会社として事業を引き継ぎスタートしたが、得意先を全て引き継ぐことができず売上が減少し、苦しい資金繰りを何とか毎月乗り切るという状況に。
元の会社がメガバンクだけでなく、地元金融機関から軒並み借入をしていたこともあり、貸してくれる金融機関はゼロ。

事業を引き継ぎ、従業員の雇用確保を考えて、意を決して異業界からこの第2会社の社長になったにもかかわらず、資金繰りが毎月苦しく先行きが全く見えない状態に。
資金の調達もできず、どうすればいいかという糸口が見えない中、あることに社長は取り組む。

 

それは、経理担当者が退職し、新たな経理担当者を雇用するコストもかかることから、さらには経営を学ぶ意味もあって、振替伝票の入力から銀行の資金移動、振り込みなどのいわゆる経理業務を社長自らが担当。
経費最小の考えに基づいて、勘定科目の中身を毎月チェックし、経費を徹底的に減らすことに注力。
原油高騰による燃料費のアップ、高速料金の値上げなど、経費を削減しても別の経費が増加するといういたちごっこのような状況にあっても、経営者自身が経理を行うことで、誰に聞かなくても、リアルタイムにどこから入金があり、どこにいくらの支払がされているのかがわかり、その結果、1円の経費増さえも見逃さない経費最小戦略の取り組みを実行。

 

同時に、得意先を課別に集約した課別損益計算書を進化させ、得意先別営業利益を算出し、採算性の観点から、儲かっている得意先に対してはどうすればもっと利益は増えるのか。
利益が少ない得意先は売上を増やす以外にどうすれば利益を増やせるのか。ということを毎月分析検討し、考えたことは即実行。
さらに、ドライバーを含めた全社員と個人面談を行い、働くことの意味や会社の存在価値、給与以外のやりがい、会社の方向性や将来ビジョンなどを話しし、考え方や価値観を共有。

 

これらの取り組みが相乗効果となって、ドライバーのトラックの運転の仕方が変わることで使う燃料の量が減り、燃料費が下がり始め、高速も一つ手前で乗り一つ手前で降りることをドライバー自身がきちんと守るようになった。

 

さらに、ドライバーの事故や違反が激減し、挨拶などのモラルもよくなることで、荷主から高い評価をもらえるようになり、それがきっかけで新たな仕事を受注するという成功循環を獲得。
1年前に広大な敷地に本社を移転し、トラックターミナルも併設。
この本社購入に当たっては、金融機関からの融資が実行され、それも超低金利での融資が行われた。
今では、多くの金融機関が借りて欲しいと日参する状況に。
「第2会社は、融資を受けることができない。銀行はそういう会社には貸さない」ということを元銀行マンの事業再生コンサルタントなどがよく言っているが、実際に融資を受けることができている事実から、元銀行マンのコンサルタントと言っても知らないことが意外と多いのでは...。

 

直近決算においては、経常利益率10%近くをたたき出す優良黒字企業化を実現。
さらに、経費最小、部門採算性管理、売上最大を実行し、経常利益率15%を実現できる運送会社を目指す。

 

経費最小戦略、選択と集中戦略、採算性向上戦略などの圧倒的な黒字事業の実現に向けた取り組みは、「黒字メソッド®」として、弊社セミナーでさらに詳しく、事例を通じてお話をしています。