コラム詳細|スタッフコラム

三人のレンガ職人から学ぶ『モチベーションを高く持つ』ということ 2019.08.06

先日、弊社代表椢原浩一の4冊目の書籍「会社にお金を残す経営の話」を出版いたしましたが、その書籍にもあるように、会社に起こりうる問題として、
借入過大、債務超過、借入不可、組織不和、銀行交渉、得意先減少、資金繰り困窮…
などがあげられます。

 

会社の経営のことは、弊社椢原より書籍やセミナーやコンサルティングの中でお話をさせていただいておりますので、今日は、一スタッフとして『組織不和』について書かせていただこうと思います。

 

組織不和にもいろいろとあるかと思いますが、
 特定の人と仲が悪いとかではなく全員(会社全体)がギスギスしている場合や、 
 一部の上司(従業員)とだけ関係が悪い、
 叱れない(何も言わない)リーダーの下にいることで部下がやりたい放題な場合、
 経営陣に対しての不満がある、
など『組織不和』といっても1つだけではなく様々な問題を抱えているケースも多いかと思います。

 

組織不和と思われる会社の特徴のひとつには、「当たり前のことが当たり前にできていない」ということがあげられると思います。

例えば、挨拶ができない
 営業の方が外出や戻りの際に「いってらっしゃい」「おかえりなさい」がない。
 来客の際にも「いらっしゃいませ」「こんにちは」の挨拶がない
 感謝の気持ち「ありがとう」や「お願いします」の声掛けがない

皆様の会社はきちんとできていますか?

 

また、共通の目的や会社での目標を持つことができていない、ということも挙げられるかと思います。

 

イソップ物語に「三人のレンガ積み職人」というお話があります。

ビジネス本にもよく出てくる有名な話なのでご存じの方も多いかと思いますが、
ある旅人が三人のレンガ職人それぞれに「何をしているの?」と声を掛けます。

この話に出てくる三人のレンガ職人は、三人とも『レンガを積む』という、全く同じ仕事をしています。そしてそれぞれが下記のように回答をします。

1人目のレンガ職人
「見ればわかるだろう。レンガ積みをしているんだ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。雨の日も寒い日もどんな時も一日レンガ積みさ。体もボロボロさ。」

●2人目のレンガ職人
「オレは、ここで大きな壁を作っているんだ。これがオレの仕事でね。この仕事のおかげで俺は家族を養っていける。」

● 3人目のレンガ職人
「歴史に残る偉大な大聖堂をつくっているんだ。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

 

同じ仕事をしている三人に同じ質問をしたにもかかわらず、目的と目標の有無でこの三人の仕事に対する考え方や取り組む姿勢は、まったく違っています。

 

一人目は、レンガ積みがつらくて、不平不満だらけで仕事をしています。
この職人からは、目的も目標も全くなく「やらされている」という不平不満の気持ちを強く感じとることができます。

 

二人目は、レンガ積みで家族を養っていけると喜んで仕事をしています。
しかし、「家族を養う」という目的は持っていても、レンガ積みという仕事は、生活のためであり、もっと賃金のよい他の仕事であれば、レンガ職人にこだわっておらず、目標がないため、「生活がなり立てば仕事は何でもいい」というように感じます。

 

三人目は、歴史に残る大聖堂をつくっているという「誇り」をもってレンガ積みをしています。
自分の仕事が、「世の中のためになっている」という誇りです。「未来のために仕事をしている」という希望をもっているのです。 仕事をする目的意識や働く喜び、もっと言えば、生きる喜びが感じられます。

 

同じ仕事をする時も、考え方一つで、「幸福度は大きく変わる」「より素晴らしい仕事内容へと変わる」「まわりの人への影響も変わる」など、大きく変わってきます。そして、何より取り組む姿勢も変わってきます。深く考えさせられます。

 

御社内では、
従業員の方々の社内の目的の共有や個々の目標についてはどのようにされていますか。

 

企業の目標や方向性などをビジョンとして明確にしていますか。

弊社にもクレドというものがあります。

 

安心と成長

私たちKRBコンサルタンツは、
経営者はもとより企業で働く全ての人に
この二つを提供することを
最も大切な使命と心に深く刻んでいます。

 

安心と成長は
希望と勇気から生まれることを私たちは知っています。
だからこそ、
お客様に希望と勇気を感じていただくことは私たちの最高の喜びです。

 

そのために、私たちは、
時間も労力もいかなる努力も惜しみません。

 

そして、
清らかな心と高いモラルで
目標達成と問題解決のコンサルティングを
お約束いたします。

 

私は、入社する前にこのクレドを見て、会社が何を目的とし、どのように行動をしなければならないのかが理解ができました。

 

三人目のレンガ職人のようにモチベーションを高く持つというのはなかなか難しいことだとは思います。

 

 

ただ、今の業務が「やらされている仕事」から「自分の仕事」に変わり、「誰かの役に立てる仕事」という考え方に変われば、必然的に意識と行動が変わるはずです。

「自ら気づき、自ら考え、自ら行動ができる」従業員のいる組織はとても魅力的な会社になるはずです。

 

もし、従業員の方がこれをご覧になられていたら、一度自分はどれに当てはまるのかな、と考えてみていただければと思います。

一人目のレンガ職人のように、目的も目標もなく仕事をしていますか?

二人目のレンガ職人のように、目的はあるけれど、会社での目標はなく仕事をしていますか?

 

三人目のレンガ職人のように、目的も目標もしっかり持って仕事をしていますか?

 

そして、もしあなたが上司なら、三人いるうちのどのレンガ職人に仕事を頼みたいでしょうか。

どの人に仕事を頼めば任せても安心だと思ってもらえるでしょうか。

 

私もそんなことを日々考えながらしっかり仕事をしていきたいと思います。